お母さんの学び ~子供につくるご飯~
親は普段、自分が持つ料理のレパートリーの中から、時間や負担のことを考えた上で、さらに子供が食べられる料理をつくります。
ご飯を残されて、ゴミにしてしまうのももったいないので、メニューのパターンも限られてしまう。
けれども、コモンミールに参加することで、自分が普段つくらないも料理も多く出てくる。
すると、子供の嫌いな野菜が入っているのにもかかわらず、意外にも美味しく食べられている料理を発見する機会があるそうです。
そこからアイデアを得て、自宅でも同じ料理を作るようになるという話を聞きました。
コモンミールのように、子供が親が作ったもの以外の料理を食べる機会は給食があるのかなと思いました。
けれども、もちろんその場にはお母さん、お父さんはいないし、
その日ごとの献立リストはプリントで確認できても、学校から帰ってきて子供が美味しかった給食の話をわざわざに親にする機会はあまりないのではないでしょうか。
今まで、コモンミールのメリットは、自分が料理をする手間が省ける、食事を通して楽しく話をしながら情報交換をする、美味しい手料理が食べられる、ことがメインに挙げられると思っていました。
ですが、先ほど話したように、子供が好きな料理を新たに知ることができるというメリットは、
大学生の僕には全く気付くことのできない、子育てをするお母さんならではの観点だと思ってとても面白かったです。
皆で集まってご飯を食べるだけで、こんなにも多様な働きがあることに驚きました。
もっと様々な価値観や立場に基づいた発見を聞いてみたいですね。